観音寺②~あの日から2年…諸行無常の真意~

東北の大震災が起こってから、早くも2年が経った。   この間、変ってしまったもの、変わらないもの、そして変わりつつあるものとがあるのじゃろう。変ってはいけないものもあるやも知れぬ。「諸行無常」とは、我々仏教修行者にとって大きな意味を持つ文句じゃが、それは、単純に「全てが […]

元興寺⑭~節分の大賑わい~

いよいよお世話になった元興寺ともお別れじゃ。ホント、お寺の方にもよくしていただいた。ありがとうございました。   さて、最後に元興寺最大のイベントである2月3日の節分をこっそりのぞいてきたので、紹介したいと思う。    

元興寺⑬~阪神淡路大震災から18年~

今日は、我々もよく知る阪神淡路大震災からちょうど18年目の日に当たる。わしもここ奈良から、祈りを捧げたい。生きとし生けるものに、幸せと喜びが与えられますように。生きとし生けるものから、災厄と不幸が取り去られますように。   わしは、東日本大震災の痛手からまだ復興しえぬ福 […]

元興寺⑫~元興寺「小塔院」~

塔跡から西に行くと、今度は元興寺小塔院というところがある。細い道にあるところで、うっかり通り過ぎてしまいそうなところじゃ。小道を上っていくと、トタン屋根のお堂がある。掃除をされている男性がいろいろ教えてくれた。こここそが、むかしは元興寺のお坊さんの学校があったとこというのじゃ。 […]

元興寺⑪~昔、昔のお話じゃ…~

元興寺を出て、少し南に下ると、「元興寺塔跡」という場所があるんじゃ。ん、ここも元興寺なのかのう?   結論から言えば、そういうことになるのじゃ。もともと元興寺は奈良時代では大寺中の大寺。東大寺、興福寺と肩を並べるぐらいの寺領を持っておった。興福寺などは藤原氏の加護があり […]

元興寺⑩~「仏足石」へは触るべし!~

わしがおる収蔵庫の前の庭に、平たい石版があるんじゃ。よくみなされ!細い線で足が書かれているのが、わかるかのう。これを仏足石という。偶像崇拝を禁じた仏陀を偲び、古代インドで足形として信仰の対象としたものなのじゃ。足形だけでなく、魚や法輪も描かれておるぞ。    

元興寺⑧~舎利弗尊者のお骨なのじゃ!~

みなさま、明けましておめでとうございますじゃ。2013年ですのう。今年もわし、「笑い仏」の福島への行脚にお付き合いくだされば幸いじゃ。   わしの隣に五重塔がある。高さ5.5m。がっしりとした作りで、精緻につくられておる。何とこの塔は国宝なのじゃ。工芸品としてではなく、 […]

元興寺②~ならまちの素敵な古い町並み~

元興寺の歴史は、蘇我馬子が588年から建立した法興寺にさかのぼる。これが平城京への遷都の際に、奈良に移り、元興寺(がんごうじ)となったそうじゃ。   宗派は真言律宗。飛鳥時代からの、古寺中の古寺じゃのう。事実、わし、笑い仏のこれまでの逗留地では、最古になるかのう。でも、 […]

當麻寺(中ノ坊)③~お世話になりました~

秋と言うより、もう冬の風情じゃのう…。おう、いつものMONKの者もようやく会いに来てくれたか。   いや、もう引っ越しなのか?早いもんじゃのう!まさに光陰矢のごとしじゃ。庭園の木々が美しく色づいてきたので、もうちょっと居たかったのにのう。   松村住職らにも結 […]

當麻寺(中ノ坊)①~奈良県の葛城山へ~

 さてさて、ワシも長旅の疲れで人間ドックならぬ仏「ドック」に入っておったんじゃ。MONK衆の照空殿と父上の尽力もあり、体調も良くなったので、ぼちぼち旅を再会するかのう。   本日より大和の国じゃ!奈良県は葛城市の當麻寺(たいまでら)の中ノ坊に到着。ここ、當麻寺 […]

須磨寺⑦~震災から立ち直った須磨寺~

今回、須磨寺に逗留させていただいたのじゃが、本当に参拝の方々が多いお寺じゃのう!境内の静かで厳かな景観、様々な歴史的宝物、そして、ご本尊様に日々を感謝する多くの人たち、笑顔で参拝なさる参拝客の賑わいを見ると、この須磨寺が幾多の時代の中で戦乱や震災に巻き込まれ倒壊し、その度に再建さ […]