織田信長も飲んだという酒がいよいよ…(2017年12月・滋賀県東近江市・百済寺)

百済寺をご存じか? 「くだらでら」ではない。「ひゃくさいじ」と呼ぶ。 大阪から京都を越えて、近江八幡から近江鉄道に揺られて、ガタゴト。八日市からさらにバスで約30分。そんな僻地に百済寺が、立つ。 山寺と侮るなかれ。庭園が見事で、先日上映された「関ヶ原」のロケ地にもなっている天台宗 […]

いろいろやってんで(2016年3月・大阪府藤井寺市・葛井寺)

実ににぎやかな境内だった。そりゃ縁日やもん。そりゃそうよ。毎月18日の葛井寺の縁日に足を伸ばして行ってみた。   ここを訪れる人の目当ては、1043本のお手手を持つ国宝・千手観音座像であろう。今の小生はそこまでご開帳仏に興味はないが、ご多分にもれず同じ目的となった。 な […]

これからも福島をつなぎます!

寒い3月が続きます。 2011年3月11日からは5年が過ぎました。 鳥取県倉吉市の仏師・山本竜門さんがつくられた「笑い仏」がおられる福島県の浄林寺からはがきが届きました。 まだ寒さは続いている様子ですが、11日にはみなと法要をされたそうです。 今年も8月6日に施餓鬼法要を行われる […]

極楽寺⑦~久々の浜名湖

ようやくまとまった休みが取れたので、静岡県周辺をぶらり。浜名湖を眺めていると、福島を目指す笑い仏の巡礼の際にお世話になった極楽寺に寄ろうと、考えた。   突然の訪問にも、ご住職夫妻には文句も言わず、お付き合いいただいた。なぜかここのお寺に来るときは、いつも快晴。 &nb […]

浄林寺④~法要の様子とメディアの皆さん

お盆の季節もそろそろ過ぎ去ろうとしておるが、皆さんは如何お過ごしじゃろうか。 わしも、ここ福島県富岡町浄林寺を終の棲家と定めてからあっと言う間に3週間以上が経過したわい。今月の6日に、施餓鬼法要と併せて行われたわしを迎える開眼法要にて、早川ご住職や檀家の皆さまと縁を繋いでからもう […]

浄林寺③~施餓鬼法要

いよいよ施餓鬼法要の日がやってきた。 わしにとっては、お檀家さんへの初めてのごあいさつになる。 わしを生んでくれた仏師・山本竜門師も鳥取県倉吉からお越しいただいた。 浄源寺の森住職と、茨城県の三井さんには、妙なる尺八の演奏をしていただいた。 200人弱が集まる盛大な法要でった。 […]

浄林寺②~復興と現実

お寺では、はち切れんばかりの笑顔で、早川住職が迎えてくださった。   だが、ご住職に案内していただいたまちの様子を知るにつれ、 まだまだ復興と呼べる状態にまちはないことを思い知らされ、がく然とする。     港近くは、津波の被害でうち捨てられたままだ […]

浄林寺① ~いよいよ永住の地に~

月山寺を出て、MONK衆に連れられ、常磐道を北に行く。 高速の途中には、このようなものが。 いよいよ福島入りしたということで、身の引き締まる思いゾ。     高速道路には、このような放射線についての情報を提供する施設がある。 高速は意外と、交通量は多い。だが、 […]

月山寺② ~かぶとむしよがんばれ!~

都会より少し涼しかった月山寺ともとうとうお別れじゃ。 茨城県有数の大きなお寺なので、多くの方と仏縁を結ばせていただいた。 お盆も近いというのに、お寺の方にもお世話になり、誠に感謝千万であった。     こちらでもお檀家さんのために、施餓鬼法要を8月7日に行うそ […]

月山寺①~高級旅館のような~

いよいよ福島入りを前に、最後の逗留寺にたどり着いた。 圓満寺から、車で1時間ぐらいで、茨城県桜川市の月山寺に到着した。 月山寺は796年に創建されたという古刹で、室町時代に法相宗から天台宗になったという。 境内には、重厚な建物が並んでいる。美術館まで持たれており、数々の仏宝がある […]

圓満寺④ ~神々しい風景ともお別れ~

名残惜しいが、圓満寺ともお別れのときとなった。 酒井住職にも「なごり惜しくなるなぁ」と言っていただき、わしも恐縮千万。 茨城新聞に掲載していただいたおかげで、お檀家さんでもない方も手を合わせに来てくれた。 ありがたいことじゃ。     前日はMONK衆が、今回 […]

圓満寺③ ~ご報告かたがた~

ひとつご報告じゃ。 茨城新聞さんにわしのことを掲載していただいた。 記事を読まれた方が、わしに会いに来られた。ありがたいことじゃ。   さて、ご住職の奥様にうかがったのじゃが、このお寺も東日本大震災で被害を受けたそうじゃ。     こちらは立派な十三 […]

圓満寺①~なめがた?~

成田山を立ち、北北東に進路を取った。 高速を降りると、あたりはすがすがしいぐらい、視界をさえぎるような建物がなく、農作物の畑がまぶしい。都心を離れ、またのんびりできるかのう。目的地は、成田から車で1時間ちょっとの茨城県にある「なめがた」という。 わしもいろいろ修行してきたものじゃ […]

アトリエ木游(新勝寺)④~なごり惜しき仏師さん ~

ちょいと滞在が短かったかのう 先日着いたと思ったら、引っ越しじゃ。少しせわしないかのう。 じゃが、仏師の川島さんからは、面白い話をいろいろうかがった。本職は仏像作りだが、抽象化された現代的な作品もつくられる。もうわしはいないが、成田山のお参りついでにもアトリエをのぞくと、そんな秀 […]

アトリエ木游(新勝寺)②~あの海老蔵も~

お世話になっておるアトリエの仏師・川島さんに、成田山の説明をお願いをしてもろうた。わしがおる場所は、新勝寺の境内の東側に位置する。東門から入ると、すぐ左なのじゃが、普通の参詣者は、正面から来られるため、なかなかわかりにくいかもしれんのう。   以下には、成田山のHPで、 […]

世田谷観音⑨~大江戸よさらば!~

緑を増した感のある世田谷観音じゃが、6月になると、さすがに暑さもこたえるようになってきた。太田さんにも、お世話になりました。   次に行く成田山の引っ越し先を決めるときに、骨をおっていただいた。   わしは、これから千葉県の成田山にMONK衆の車に揺られて行っ […]

世田谷観音⑧~賑やかな訪問者~

何じゃ、何じゃ。えらく賑やかじゃのう。 今日は6(土)じゃが、何やら賑やかな家族が参ってくれたようじゃ。 …と思ったら、MONK衆のモラ坊円瓢の家族ではないか!4人で参拝してくれたのじゃな。   山門の前のでっかいお地蔵さんの前で合掌するのは、円瓢の長男じゃな。聞くと彼 […]

世田谷観音⑦~新しいパネル~

鳥取県は倉吉にて、縁あって竜門さんの手によりがれきの中から生まれたわし「笑い仏」じゃが、東へ東へと歩を進め、多くの心あるお寺さまの善意によって居候をさせてもらってきた。2012年の6月から始まった旅じゃが、いまの世田谷観音さんで18番目のお寺となっておる。感謝、感謝じゃ。 &nb […]

正安寺⑥~ポカポカ陽気にお引っ越し

 わしの引っ越しでは雨が降るときが多いのじゃが、 これほどにない晴天であった。 こちらの正安寺にもお世話になったのう。      酒井副住職のご子息・オーエン君とも別れじゃ。 英語が達者であったが、次に出会うときには、日本語もいけるかのう。