お世話になっておるアトリエの仏師・川島さんに、成田山の説明をお願いをしてもろうた。
わしがおる場所は、新勝寺の境内の東側に位置する。
東門から入ると、すぐ左なのじゃが、
普通の参詣者は、正面から来られるため、なかなかわかりにくいかもしれんのう。
以下には、成田山のHPで、境内が地図に記されておる。
http://www.naritasan.or.jp/tour/map.html
MONK衆も昔、成田山に参ったらしいのじゃが、
この境内東側の閑静なエリアは、知らなかったちう。
わいわいガヤガヤの喧噪とはまた違った風情があるぞ。
では、少しご案内していただこう。
アトリエのすぐ目の前には、厳かな建物がある。
お坊さんの修行の場のようじゃが、一般の方も利用できるという。
2泊3日から断食が体験できるらしい。
断食なら、わしの得意分野じゃ!
そこから、本堂に向かって少し行くと、
二宮尊徳公の碑がある。
あの薪を背負って、勉強する銅像が、学校などにあったであろう。
川島さんによれば、農村開発に心血を注いだ二宮は、開拓地をめぐり、住民と折り合いがつかなかったとき、
人知れず、成田山に来て、21日に及ぶ断食水行を続けていたという。
その熱き心に、住民が折れ、農地開拓がうまくいったということじゃ。
水行堂は、高い板壁で覆われているが、いまでもその伝統は伝えられいる。
あの歌舞伎の海老蔵もここで、水行をしたらしいのう。
テレビで見ると、軽い感じもするが、
やはり芸の世界に身を置く方は、気合の入り方が違うのう。
アトリエ 木游(もくゆう)
千葉県成田市田町318―1
電話080―6318―4426
*成田山東門を目指してお越し下さい