アトリエ木游(新勝寺)②~あの海老蔵も~

お世話になっておるアトリエの仏師・川島さんに、成田山の説明をお願いをしてもろうた。
わしがおる場所は、新勝寺の境内の東側に位置する。
東門から入ると、すぐ左なのじゃが、
普通の参詣者は、正面から来られるため、なかなかわかりにくいかもしれんのう。

 

以下には、成田山のHPで、境内が地図に記されておる。
http://www.naritasan.or.jp/tour/map.html

 

MONK衆も昔、成田山に参ったらしいのじゃが、
この境内東側の閑静なエリアは、知らなかったちう。
わいわいガヤガヤの喧噪とはまた違った風情があるぞ。
では、少しご案内していただこう。

 

アトリエのすぐ目の前には、厳かな建物がある。

 

pic 19 mokuyu shinshoji danjiki

 

お坊さんの修行の場のようじゃが、一般の方も利用できるという。
2泊3日から断食が体験できるらしい。
断食なら、わしの得意分野じゃ!

 

そこから、本堂に向かって少し行くと、
二宮尊徳公の碑がある。
あの薪を背負って、勉強する銅像が、学校などにあったであろう。

 

pic 19 mokuyu shinshoji ninomiya

 

川島さんによれば、農村開発に心血を注いだ二宮は、開拓地をめぐり、住民と折り合いがつかなかったとき、
人知れず、成田山に来て、21日に及ぶ断食水行を続けていたという。
その熱き心に、住民が折れ、農地開拓がうまくいったということじゃ。

 

水行堂は、高い板壁で覆われているが、いまでもその伝統は伝えられいる。
あの歌舞伎の海老蔵もここで、水行をしたらしいのう。

 

テレビで見ると、軽い感じもするが、
やはり芸の世界に身を置く方は、気合の入り方が違うのう。

 

アトリエ 木游(もくゆう)
千葉県成田市田町318―1
電話080―6318―4426
*成田山東門を目指してお越し下さい

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