これはただもう見てくれというしかないでしょうな。
場所は名古屋市北区にある久国寺だ。
徳川家康の時代に創建され、1662年に現在の地に。
ご託はそこそこにまあ見て下さい。
なんか違和感を感じませんか?…いや、普通のお寺でしょって…ん?
…ひ?ひぃいいい!!??
こんな鐘見たことありますかい?
名前は「歓喜の鐘」。作者はあの岡本太郎です。
どんな音がするんだろうか?
12月31日には一般人もたたけるらしいです。
それにしても…。
このトゲトゲ。いやはや参った!
ちなみに、この鐘は1965年に三重県の中川梵鐘店というところで作られたという。名古屋で有名な日泰寺の鐘もつくったというから、鐘と言えば…という店なのだろう。
でも、これを越えるものはもう出ないだろうなぁ。
鐘についてうんちくを述べれば、宇治の平等院の梵鐘は有名。
昭和の方には思い出深い緑色の60円切手になったやつ。
こちらは日本三大名鐘といわれる。
「姿(形)の平等院」
「音(声)の三井寺」
「勢の東大寺」
といわれるらしい。
「音(声)の三井寺」
「勢の東大寺」
といわれるらしい。
さらにいえば、日本の鐘で名鐘以外の大半は太平洋戦争のときに金属回収例で持って行かれたのだそうだ。そう考えると、たかが鐘とも思えなくなる。
煩悩を抱える凡夫として鐘の音を無性に聞きたくなった。
そういえば、円瓢がいま住む場所が神奈川県は川崎市高津区なのだが、ここはこの偉大な芸術家がその幼少時代を過ごしたふるさとであり、かつ、母の岡本かの子の生家もあり、歌碑も立っているという岡本家にとても縁の深い町だそう。駅や図書館にも太郎の強烈な芸術が爆発しており、太郎の大ファンの円瓢には眼福だとか。これも何かの縁かのう。
久国寺
名古屋市北区大杉3-2-27
名鉄瀬戸線・清水駅から徒歩6分