淡路島の本福寺・水御堂と安藤建築(2004年6月)

さて、先週終わりに訪れた淡路島はとてもイカシタ。高校時代からのヒーローでもある安藤忠雄の建物がたくさんあり、淡路島は「安藤島」と呼んでもええわな、と妻と喋ってましたわ。ウェスティンホテルに泊まったので、安藤の「淡路夢舞台」を3時間ぐらいかけて精査した。おっさんの想像力と企画・デザイン力には脱帽したなぁ。その「突破力」はまさに狂ってるレベルでしたわ。

京都の北の方にある「陶版名画美術館」に行ったことあるかい?鋭角な線と光の使い方が安藤建築のサンプルみたいな建物で、涙出まっせ(出る人には)。入館料150円とべらぼうに安いし!茨木市(実家・箕面市の隣)にある「光の教会」もかなり泣きますで(泣く人には)。建築家の親友と見に行ったときに話をした神父さん、寝違えて首ギプスしてて笑った。

で、淡路島。夢舞台から車で20分ぐらいのところにある真言宗の寺(本福寺・水御堂)の方は、細部までようTVで見てたのでそれほどの驚きはなかったけど、それでもきちんと大乗仏教の「菩提への道」を下敷きにした「物語性のあるコンセプト」で建てられてて、やられた。参ったなぁ、ああ解釈するか、寺の機能を。そう読むか、「彼岸」の宗教社会学的な意味を。脱帽ですわ。

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