in-boundで蹂躙される京都の町;スマホとSNSってガチで必要か?(2016年11月)

円瓢よ

勝ったな、より太いやつが。
それにしても面白いのは、
わがの国の政治にはからきし興味のない輩が、
「トランプ勝つとやばいやろ」とかびびってるな。
もう安倍内閣で稲田とかわけわからん大臣いる時点で、
そもそもやばいですよ。

実家から難波に通っているが、いろいろ思うところがある。
週末は京都に行くのだが、まあ人の多いこと。
それでも「紅葉になったら、もっと来ますよ」ときた。
はっきり言って、観光客の受け入れキャパ越えてる感じやな。
金閣寺などは、日本人などいなかったわ。
鈴なりの外国人観光客が面白くて、写真撮ったわ。
それと、出口にひっそりとたたずむ恐怖の「ダキニ天」の祠に手を合わせてきたわ。
みんな「なんじゃそれ?」みたいな顔して、通り過ぎていたが…。

先の話に戻ると、日本の観光地は「東京五輪じゃ!」とうかれて、
観光客が倍増すればそれでOKってな感じやな。

こんなこと勝手にやられると、そこに住んでいる人ははた迷惑やわな。
そいで、つとに思うが、飲食店のサービスの低下。
多分、雰囲気だけ楽しむ外国人に、「わさび盛ったれ!」的な劣悪サービス
(大阪の市場寿司やと記憶するが)が、まかり通っているんやろな。
「安いな」と思って入ると、案の定「まずい」!

だから観光都市として成功すればするほど、住環境としては劣化していく感じがするわな。
東京は仕事場とレジャーの場が分離されているので、それほど感じなかったが、
京都はまさに生活が、蹂躙されてる気がするわ。
もう、オレらが高校時代に憧れた京都ではない気がする。

それと、これは聡明なおぬしにうかがいたい。
スマホを持たない同盟の友にうかがいたい。

今、ヤフー・ジャパンの「爆速経営」なる本を読んでおり、
少し古いが、カリスマ井上社長から、宮坂への禅譲劇。
そして停滞していたヤフーが、スピードと決断を取り戻し、復活したというもの。

そもそも、わたしはこの分野のことをあまり知らないのだが、
根幹は、ヤフーがPCのポータルサイトとしてふんぞり返っていたが、
スマホ市場に出遅れたため、クックパッドやLINEなどと提携し、
スマホアプリへの展開を図り一定の成果を収めているというもの。

ただ、米国などはどうなんだろうか?
グーグルやアマゾンなどは、もっと先を見すえている気もする。
日本の電車内を見渡すと、みんなスマホだが、見ているのはゲームがほとんど。
便利だが、有益に使えているのかはちょっと疑問。

ネット社会になり、便利になっていることは認める。
ただ、消費者が受け身過ぎて、LINEにしても、インスタにしても、
自分じゃ濃い経験ができないから、そこを他人と共有して、
うすっぺらい自分をごまかして、お互い慰め合おうみたいに映る。

話は飛ぶが、名古屋で最近知り合った有名古本屋のにいちゃん(関西出身で意気投合した)
なんかは、「今度、活版印刷機買おうと思っているんです」と、スマホを踏みつぶすような
ことを言うのだが、彼のほうが、文字とか、知識とかにきっちり向き合うとしている。
つまり、古本屋なので当然だが、スマホいじってないほど、潤沢な経験を積んでいる気がする。
本を薦めてもらったら、戦争時代の昆虫爆弾の本と明治期に来日した外国人の日記でした。
こんなセンスは、もう絶滅種よ。全然、気をてらってないのがすごい!

話は戻って、使わない円瓢に聞くのは、なんだが、
日本のネットビジネスの未来ってどうなんだろうね。
わしは、スマホはなくなっても誰も困らない気がするのだが。
むしろ、会話が増えたりするんではないかと。

電通の過労死問題だって、
昔はやろうとしても、やってたつもりでも、会社じゃないとできないことも多かったと思う。
今は、どこでも電話で呼び出され、ノートPCでどこでも仕事ができてしまう。
そこんとこが、昔と違って、「どこまでも追い詰められる環境」になったことが、原因のような気もする。
(世間は電通だから、東大だからと騒いでいるが、ホントに日本人って想像力が働かないね)

円瓢が身を置く、医療界などでネットがあったことで、患者が救われたり、
こういうネットビジネスがあれば、もっと社会がハッピーになるというのはあるかな?
本の話に戻ると、ヤフーの数字が上がっているのはすごいが、だからといって、
この会社が特に社会に役立つことをしていないように思うのだが。
検索なんて、グーグルみてるし。
円瓢が知ってるヤフーのすごさがあれば教えてくれ。

今度、ヤフーの人と会うので、参考にしようと思って。
逆に、聞きたいことあれば、それも聞いておくし。

PS:11―13日は東京にいます。13日の夜でもあいていれば

空石