成田山を立ち、北北東に進路を取った。
高速を降りると、あたりはすがすがしいぐらい、視界をさえぎるような建物がなく、農作物の畑がまぶしい。都心を離れ、またのんびりできるかのう。目的地は、成田から車で1時間ちょっとの茨城県にある「なめがた」という。
わしもいろいろ修行してきたものじゃが、漢字のイメージがわかなんだ。
「行方」と書く。難解地名ではあるが、その初出は、なんと奈良時代にまでさかのぼるというから、由緒ある土地なのであろう。圓満寺の方が、出迎えてくださった。
天台宗のお寺という。わしが、はじめ円教寺にいたことを告げると、「あそこはいいお寺ですね」と懐かしがってくださった。やはり、天台宗だけに、酒井住職も訪れたことがあるという。思えば、そこの寺に逗留させてもらったのは、もう3年前のことにもなるのう。
酒井ご住職ををはじめ、みなみなさまにきれいにしつらえていただいた。
また楽しい出会いがありそうじゃな。ここには、7月上旬まで滞在の予定じゃ。
ちなみにすぐ南にある「いたこ」は「潮来」と書く。難解地名の多いところじゃ。
圓満寺
茨城県行方市山田1286
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☎0291-35-2876