浄源寺はわしの福島を目指す旅の中で、はじめての浄土宗のお寺となっておる。
浄土宗は至極簡単に言うと、阿弥陀仏を信じる宗教であり、「南無阿弥陀仏」のお念仏が主となる。
法具にも特徴があるのじゃのう。
お経のときには、「打ち鉦」と呼ばれる法具を使うのじゃ。
それが、これじゃ。
伏鉦(ふせがね)などとも呼ばれるもので、たたくと甲高い音がする。
そういえば、日蓮宗にも妙鉢(みょうばち)というシンバルみたいな鳴りものがあったのう。
ご本尊は、ご立派な阿弥陀殿であるゾ。
調査で平安仏とされたご本尊は、二宮町指定の重要有形文化財となっておる。
これだけ立派な御仁を間近で拝めるのも、このお寺のお得なところじゃ。