これな～んじゃ？

 

 

泥が入ったバケツ？
わしも失礼ながら汚水と思っておった。

 

じゃが、ここから実に美しい花が咲くのじゃよ。

答えは、『蓮』じゃ。

泥の中から美しい花が咲くという、悟りの象徴でもある花じゃな！

このお寺さんの宗派でもある高野山真言宗で必ず唱えられる『理趣経 百字の偈』、
その中の「如【蓮】體本染」という文句でも有名じゃのう。

副住職によると、バケツに肥料と種を入れ、水につける。それをお天道様
のもとに置いておくと蓮の花が咲くのだという。
中でもこれはすごいものらしい。

大賀蓮といって、２０００年上前の蓮の種から発芽したものを株分けしてもらったと
いう。いうなれば、太古の蓮というわけじゃ。

どんな花が見られるかわからぬが、
２５００年前ごろ生まれたワシよりは、少し若いということじゃわい。

エヘン！