さてさて、ワシも長旅の疲れで人間ドックならぬ仏「ドック」に入っておったんじゃ。MONK衆の照空殿と父上の尽力もあり、体調も良くなったので、ぼちぼち旅を再会するかのう。
本日より大和の国じゃ!奈良県は葛城市の當麻寺(たいまでら)の中ノ坊に到着。ここ、當麻寺塔頭(たっちゅう)の中ノ坊に、本日から一ヶ月ほど逗留させてもらう予定になっておる。皆さん、よろしくおねがいしますのう。
ここは金剛山、葛城山、二上山に近い歴史の深い由緒正しきお寺なんじゃよ。中でも、中ノ坊は當麻寺最古の塔頭であり、熊野権現(ごんげん)が現れた場所に、役行者(えんのぎょうじゃ)が道場として開いたと伝えられる、すこぶる歴史深い塔頭とのこと。もともとは「中院」とよばれ、中将姫の師である實雅や、弘法大師の弟子となった實弁などの高僧が住房としたのだそうな。歴史の世界では、どのお方もスーパースターじゃのう。
さてさて、ほんに歴史がたくさんありそうなお寺じゃから、色々と秋の風情を感じながら、ゆるりと散策させてもらおうかのう。近隣のたくさんの方々と、ご縁を結ばせて頂ければ幸いじゃ。
安置され申した