圓教寺⑫~書写の山へ~

性空殿が九州からなぜ、姫路に来たかじゃと?
それは文殊殿の仕業らしいぞ。

なんでも修行中に、頭上を紫雲が覆ったらしいんじゃ。
その雲は性空殿を招くように、進んでいく。
紫雲についていくと、どんどん西へ、西へ。
そしてたどりついたのが、姫路の書写山だったんじゃな。


 緑の山の美しい木漏れ日

今でこそ散策にもってこいな緑の山じゃが、当時は舗装もされていないものだから、
山に草木はぼうぼう。登れば、全身すり傷だらけじゃ。
それでも格好の修行の地を見つけたと感じ、咆吼したそうじゃ。
ここを庵に定めたのが、圓教寺の始まりというわけじゃ。

さて、これだけ性空殿のことを話してきたが、
実際はどんなお姿だったんだろう?
美男子だったのじゃろうか?
その一端を示すポスターを見つけたぞ。


  ポスターに見る性空殿の横顔

美男子じゃろうか? それは好みによって分かれるところかのう。

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