先日な、マニアックな紅葉を楽しもうと 画策して神戸の北部に旅立った。 その名も無動寺。
神戸電鉄の箕谷を降りて、褒めるとこもない田舎道をえっちら行くと寺が現れる。 とにかくここの仏はすごかった。 まず、でかい。
大日さまの座像じゃが、台座までが80㎝もある。 体は2m強というから、大仏に近い。 (でも、この高さでは大仏とは言わないそうじゃ。巨仏 じゃな。)
それを取り巻いているのが、4つの仏。正面が おぬしが好きな不動明王。なるほど、立体曼陀羅しとるんやな。(どれも寄せ集めの感はあるが、田舎臭さが、マイ・仏陀という感じで親近感がわく。) 不動明王はいい出来。田舎仏師の渾身の作やな。 巨仏がおらんかったら、ほんま迫力あるで。 説明を見ようと、パンフに目をやると、 「近畿三十六不動尊十番札所」とある。 こんな寺巡りがあるとは・・・。 お不動さんの巡礼とはいかすやんけ。 調べてみると、1番は天王寺(不動さんあったっけ?)。 最後はもちろん高野山。
お遍路はもう少し経ってでよいが、ここはひとつ 21世紀に向けて不動明王を行脚しようじゃないか。 混沌の世を我らが剣で断つために、一つおがんどこうじゃないですか。 ちなみに、企画室は北区の太融寺であった。(少し不安)
{gallery}machidera/2010{/gallery}