#21.「聖天句会 No.16 〜カキ氷と声明拝聴の巻     05年 8月の聖天カフェ


今回のカフェは、カキ氷を食べながら句を捻り句会。その後に声明を聞かせて頂きました。皆さん暑い中お集まり頂き有難うございました。

 カキ氷に欠かせないシロップ



 カキ氷に欠かせないシロップです。









  

第16回 聖天句会報
                  平成十七年八月二十日
                  会場:福島聖天了徳院
                  指導:朝妻 力 主宰


★ 主宰特選 ☆ 入選(添削含む) ◎ 互選特選  ○ 互選入選

 主宰詠

 ○○◎燈火親し書架に探せる昆虫記
 ○○藤の実の揺れて聖天夕づける
 ○○陰選りて寺へ急げる残暑かな

 ○○◎★  タクシーに乗りて息つく残暑かな    中村 智子
  ◎○★  更けてなほ残暑の月の赤きまま     小川 尚子
   ○★  亡き父の癖に笑ひて墓参り       中村 智子
   ○★  コンビニの燈火親しむ寡黙な目     長谷川 稔
   ◎☆  丈低き地蔵に小さき盆提灯       伊藤 とら
   ○☆  燈火親し早めに済ます厨事       小川 尚子
   ○☆  古の人が羨むかき氷          大西 弘之
   ○☆  ネクタイをはづして残暑ふりはらふ   大藪 暁雪
    △  水浴びの鳩が残暑の水飛ばす      中村 智子
    △  揺るるたび藤の実朝日まとひけり     伊藤 とら
    △  行く人の背の濡れてゐる残暑かな    中村 智子
    △  藤の実の揺れて毬蹴る子らの声     小川 尚子
    △  いっせいに藤の実揺るる夕の風     長谷川 稔
    △  燈火親しはらから揃ふ里の居間     中村 智子
    △  燈火親し伏せておきたる本開く     粂 信一郎
    △  草木の生気失ふ残暑かな        大西 弘之
    △  絵に描きて子ら藤の実を知らざりき   大藪 暁雪
     △  残暑から始まる今日の厨ごと      粂 信一郎
     △  燈火親し絵の具溶きゐる兄弟      大藪 暁雪

                                以上


次回は九月十七日(第三土曜日)二時半〜
兼題「新涼」「初紅葉」「月・名月・夕月夜・良夜など月全般」」 欠席投句可
皆様のご参加をお待ちいたしております。

                                                                         中川晴美(雲の峰)
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