#16.「聖天句会
No.11 〜なつかしの折り紙の巻 05年 3月の聖天カフェ
朝妻主宰は「あるふぁ句会」例会のため5時到着。御選のみお願いしました。また私中川も都合にて欠席とさせて頂きました。「懐かしの折り紙」。おひな様も折られたのでしょうか。作品から楽しさが伝わってきました。
中川晴美(雲の峰)
今回の「だしもの」は折り紙です。
皆さん童心に戻って折り紙に集中しております
見よ、この真剣なまなざし!
折り方が書かれたレシピを見ながら、皆さん複雑な折り紙にチャレンジされたようです。
皆さん徐々にコツを覚えてこられ、次々と様々な形の折り紙が出来上がっていきます…
もちろんおなかを満たすことも忘れずに。
皆さん、思い思いの作品を手にパチリ!
充実感が感じられる一こまです。
もちろん一服も忘れずに…。「聖天句会」恒例の、住職婦人によるお手前で心が洗われます。
第11回 聖天句会報
平成十七年三月十二日
会場:福島聖天了徳院
指導:朝妻 力
主宰
★ 主宰特選 ☆ 入選 △添削入選
◎ 互選特選 ○ 互選入選 ◎◎★ 熱の子の目線に飾るひひなかな 浅川 正
○○○○◎★ 朝の日に透けし木の芽の産毛かな 宇佐美なほ子
○○○★ 聖天に幟あまたや椿東風 浅川 正
○○★ 雨荒れの藤の芽ぶける夕まぐれ 高岡 珠子
★ ささめける如くははその山芽吹く 浅川 正
○○○◎☆ 一合の酒をうましと蜆汁 若山 実
○◎☆ 紙雛にあられ渋茶をまゐらせぬ 若山 実
○◎☆ 放牧の牛に名のあり春隣 伊藤 とら
○○○☆ 木の芽張る五風十雨の明け暮れに 和田きよし
○○○☆ 木の芽立ちそはそはと猫外に出づ 江島 照美
○○☆ うら若き母と子遊ぶ木の芽風 若山 実
○☆ 佐保姫よもうちと妻を寝かしおけ 長谷川 稔
○☆ 雛調度娘嫁がす胸うつろ 高岡 珠子
○☆ 流し雛合ひし眼の真黒さよ 宇佐美なほ子
○○◎◎△ 春昼のこくりと筆の止まりけり 長谷川 稔
○○◎△ 行く雁に分針こちと進みけり 和田きよし
○○◎△ 一族のごとく似てをり段の雛 伊藤 とら
○◎△ 眉剃りし官女も一人雛祭 和田きよし
○◎△ 張りそめし木の芽の私語を聞きにけり 伊藤 とら
◎△ 雛も見ず娘も見ずに今年かな 両角たて夫
○○○△ 下駄の歯に春泥詰まる太子道 宇佐美なほ子
○○△ コンビニの棚に知りたる雛祭 長谷川 稔
○○△ 十余年蔵より出でず雛人形 浅川 操子
○○△ 木の芽晴香をふくいくと総菜屋 浅川 操子
○○△ 水ぬるむ星合と言ふ名の池も 両角たて夫
○△ 雛の日を前に女の子を賜りぬ 大西 弘之
○△ 童心に戻る活気や紙雛 大西 弘之
△ キャンバスの中や紅梅妖しくて 江島 照美
△ 傘亭ねねの遺徳の椿咲く 両角たて夫
△ 女雛にも男雛にも花たてまつる 浅川 操子
△ 雛の壇仕舞ひ遅れしことなども 江島 照美
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朝妻主宰は「あるふぁ句会」例会のため5時到着。御選のみお願いしました。また私中川も都合にて欠席とさせて頂きました。「懐かしの折り紙」。おひな様も折られたのでしょうか。作品から楽しさが伝わってきました。
次回は四月十六日、二時半から。テーマは「花(桜)」、「晩春」「自由題」の三句です。皆さまのご参加をお待ちいたしております。
お水取りも過ぎましたがまだまだ強い冴返りもあるかと思います。くれぐれもご自愛の上ご健吟くださいませ。
中川晴美(雲の峰) |
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