#6.「世界一短い幸せに触れる〜俳句会」の巻 2004年4月のカフェ
第6回の聖天カフェ(4月10日)は、朝妻
力氏のお話でした。テーマは「世界一短い幸せに触れる〜俳句会」。まずはお寺の住職が、芭蕉とも縁があると言う寺のいわれについて詳しく説明。続いての講義では、朝妻氏が小学生の書いた3つの句を使いながら俳句の説明を行ないました。その後は春もうららの庭に出て参加者全員で句作。最後に先生が、皆の句を半紙に書いて発表し、品評会で締めました。
モラ坊空石
俳句の神様、芭蕉とも縁があると言われる福島聖天了徳院について、そのいわれの詳細を住職さんが語って下さいました。
講師の朝妻氏は大阪を中心に幅広く積極的な活動を展開する俳句グループ「雲の峰」の主催者でありベテランの俳人です。さまざまな俳句セミナーの講師も務められています。とても分かり易い語り口でぐいぐいと話に引き込まれます。俳句が初めての参加者も楽しく句作を行なうことができました。
分かり易い講義の後は参加者全員で、春の息吹が感じられる境内に出て句作に挑戦しました!その後に先生が皆さんの句を半紙に書いて発表を行い、品評会。俳句初体験の方ながら、朝妻氏に絶賛される健闘をした猛者もいました。
参加者全員の俳句(品評会より)
○○○○○○○ けふさらにほぐるる藤の花芽かな
○○○○○ 聖天の花の空より鳥の声
○○○○ 眼とぢ花の散る音聞きにけり
○○○○ 睦まじき鳩に降りつぐ桜かな
○○○ 水音に芽吹く浦江の杜若
○○○ 花筏芭蕉の句碑をめぐりをり
○○ 鳩除けのネツトに藤のほぐれ初む
○○ ワイシャツの背中の汗に初夏を見る
○○ ふりそそぐ風暖かし花いかだ
○○ 暖かし子どもの声と陽のひかり
○○ 俳句詠み春の訪れ実感す
○ 九輪塔樟の若葉に子らの声
○ 桜咲くぜいたくを知るわが郷土
○ はるうらら花より団子桜もち
○ 春かいなあの日の風はどこへやら
○ 七重八重色あざやかな八重桜
○ 芭蕉碑に杜若の芽盛んなり
○ 散り初めし桜の密を吸ふ小鳥
○ なつかしさ散りくる桜振り返る
○ 句碑を背に蕾たのもしかきつばた
○ 花筏浮かべて池の水回る |
伊藤 とら
中川 晴美
伊藤 とら
谷野由紀子
中川 晴美
松岡 推月
谷野由紀子
蝦谷 信央
高岡 珠子
佐々木暁一
佐々木暁一
松岡 推月
蝦谷 信央
長谷川 稔
長谷川 稔
高岡 珠子
井澤喜代美
井澤喜代美
芦田 洋一
朝妻 力
朝妻 力
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