河合隼雄老師の危篤、上田紀行ゼミ合宿(2006年8月)

よう、元気そうで何よりやな!
(CC: 長之坊くん)

こちらは予想通りめちゃくちゃ暑いで。ただでさえ引き篭もりの俺が、もう完全な引き篭もりやで、全く。会合は極力こちらに呼ぶ(うちの嫁さんと共通の仕事関係のときは、彼女の妊婦立場を大いに活用)し、都内まで出て行く必要のあるときも、たいていは夜。学術関係のときは止むを得ず昼間の炎天下に東工大まで行くが。

さて、いくつか俺ら関連のニュースを:

08月17日20時43分付けのAsahi.comによると、

「文化庁は17日、河合隼雄長官(78)が同日、奈良県内の自宅から病院に運ばれ、手術を受けたと発表した。脳梗塞(こうそく)で意識はなく、肺炎を併発。容体は重いという。」

とのこと。な、何と言うことか…!

河合老師は文句なく、俺の学術「草鞋」(他にはご存知要に「仏教草鞋」と「ビジネス草鞋」があるが)のきっかけを作った張本人。17歳(高校2年時の初秋)のときに読んだ岩波の「宗教と科学の接点」からユング心理学に興味を持ち、そこから渡米しての認知心理学研究への興味に繋がり、ラボで働き、現在の認知科学や意思決定科学の研究に繋がっていくのやから。

今では、当時の深層心理学より遥かに科学的・先端的な心理学をやってるが、俺の初心は17歳のときの、あの「全人的な科学」のイメージをそのまま記憶しており、風化はしていないと感じる。その縁の強烈な原点が、河合隼雄老師とのでかい出会いやった。

あと10年は生きて欲しい豪傑やからな。今回の高松塚古墳の件(文化庁のへたれ作業員らが適当に壁画を扱ったおかげで貴重な遺産が劣化したことが判明した事件)で、暑い中奈良明日香村まで行って謝罪行脚をしていたとのこと。その心労もたたったのやろうね。悲しいことや。

あとは、先々週の(月)・(火)と、岩波新書ベストセラー「生きる意味」の変人仏教マニア文化人類学者の上田助教授が主宰するゼミ合宿に、はるばる青梅(東京都の端…が、あれは既に東京ではない山奥)の更に山奥の御嶽神社付近まで行ってきた。いやぁ、非常に楽しかったぜ!隠そうと思っても隠せていない俺の変人性に興味を持った若人たちと、1人また1人とお近づきになれたのがよかった。見た目が自分達とそれほど変わらんくせに、口から出る言葉の老練さと言うか狂い加減というか…そのギャップに刺激を受けてもらえる、ということは、よくあること…。

1人1時間の発表に、庭での豪快バーベキュー、真夜中の山のてっぺん神社参り、そして夜10時から始まり翌朝の4時過ぎまで続いた悩みぶちまけ放題の「夜ゼミ」など、刺激満載のものでとてもよかった。遅ればせながら、日本の大学の空気(…とも違うよな、考えたらあれは)に触れた気がしたかも。俺は生徒というよりも、どちらかと言うと「上田研究室の講師」みたいな立ちまわりをやらされていた気がしたがな。若い子らが持っている「労働の意義」みたいな質問に答えていると、上田さんにも、「何か『円瓢くんに聞け』みたいな番組みたいになってきたねえ!」と笑われた。

それはそうと、俺も将来は何らかの形で学生を指導する学術者ポストに付く予定やから、そのときはこういう合宿をやろう、と心に決めるほど、それは印象的なものであった。さすがはキレテル学者やな、上田さん。「あと2年程でもう大学辞めようかな…」と呟いてたが、まだまだ辞められないと思うで、先生。確かに、「校務が多すぎて自由に何もできない…2年ほどは『フリーランス』になりますよ!」と言うてたが、あんたなら十分にやれる、と思うた。印税だけでもう働かんでええのちゃうけ、あんだけの知名度あれば。

やっぱ、篭っているだけの学者とはちゃうな、と感心した。後は、奥さんがNHKの著名なキャスターなので、その収入もあれば無問題でしょう。(それを話すと、妻は「うちの嫁さんもがんばる!」とニヤニヤ笑っていた…。いや、笑うところちゃうから。お前もちゃんと夫をサポートせえや。サポートしてもらってばかりやなくて。)

: ) I, 円瓢, received and read your message at 18:08 06/8/20 日. Thank you very much, M/M 空石 さん. Part of your message is quoted with : > below:

: >環境問題について考えたいなら、アメリカに来たらいいと思うな。
: >特に田舎のやつらの無駄遣いぶりは、鳥肌が立つぐらい恐れ入る。
: >食べてはポイの繰り返し。それでまた、フードコートなどでは
: >フキンとかフォークとかいらんのに、ばかすか取っては無駄に
: >捨てる。

エコロジカル・フットプリントという非常によい環境学での概念があるが、それを見ると、いかに米国が巻き散らかし経済生活を送っているかがわかるで。参考: http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=2870

: >たまには、イチローも観てやってくれ。
: >城島も頑張ってるけど、捕手だと負けてると辛そうやわ。

何かマリナーズは中々強くならんのう。日本人選手の活躍を見せられれば見せられるほど、気の毒になる。何とかして欲しいな。

では、身体には気をつけろや!

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