諸々戦略を練るMONKの「赤とんぼ」たち(2006年1月)

長之坊くん、ひろやん、昨晩はお疲れさん
空石、あんま飲み過ぎんようにな!

さて、昨日の梅田でのMONK戦略会議は、ごたぶんに漏れずにとても密度の濃い有意義で行動的な会議であった。ひろやんとも久しぶりに会えたし嬉しかった。

空石の参考までに、プラス、我らの記憶のリフレッシュのためにまとめておくと、昨晩の会議では以下のような議題について話し合われたもの:

1) 現行日本仏教界の戦略的問題と動く坊主実例
  - 混沌の日本社会にメッセージを送る責務認識
  - 清老師や浄土系の方便・実相精鋭化の動き
  - まだマーケ戦略の脆弱な高野山(11/3イベント報告)

2) sanzu.infoの「葬式について」メニューの詳細内容
  - 長之坊式「使える!臨終フローチャート」の吟味
  - 「胎蔵(界)曼荼羅」の「八葉」的フラッシュで
  - 「総論」「多種Q&A」「注意点」「語彙解説」の設計

3) sanzuおよびMONKでの拡張戦略
  - 「ニート寺を行く」のブログ旅行記事業案の吟味
    - 円瓢が解く2チャンネルの「新都社」の実際
  - 「外国人向け寺院巡礼」の予約ネット案の吟味
    - ベンチャーと近ツーの実際事業の紹介
  - 共催者・スポンサー戦略(奈良県観光課・旅行会社)

長之坊くんが持参した「臨終チャート」な非常に出来がよく、正直感心した。さすがにプロだけあって情報の質は高く、そこにひろやんや俺らの興味ある素人連中の視点をきちんと入れることで即効性のある使える情報ツールができること請け合いだろう。合掌。

そして、昨晩は俺は長之坊くんの車で梅田から箕面の実家まで送ってもらった訳やが(長之坊君、多謝!)、そこでも二人で色々と語っておって、その内容は:

1) 内部者から見た現行日本における葬式の「実態」
  - 不透明な価格システム
  - 「互助会」を隠れ蓑にした構造的問題

2) 「専門業界」における「情報提供」の重要性
  - 医療業界での情報提供の歴史と実際
  - 実データが語る「『攻め』の情報提供」のパワー
  - 経営学(ブランディング)の「信頼こそが価値」理論
  - 情報提供と信頼感で病院がコスト削減?生データ

3) 現代科学が証明しつつある「正直者が勝つ」研究
  - ゲーム理論と実験経済学における「信頼戦略」
  - 今西錦司の「すみわけ進化理論」と「非競争力」
  - 動物行動学における「信頼感とリーダーシップ」
  - 認知科学で研究が進む「メタ認知」と「心の理論」

など。かなり濃い内容やが、長之坊君も色々と感心しておったので、参考になってよかった。そういう研究を下敷きに、実は俺個人の研究やビジネスそして生き方、引いては我らのMONKフォーラムまたはsanzu.infoでの実践活動があるのが理想、ということを分かってくれたら、嬉しい。

それと、長之坊くん。是非とも師匠の老師とは会わないといけませんわな。ざっくりとネットで調べてみたが、「重力と涅槃.」をまず読んでみたいと思うた。彼はかなり学術傾向の強い僧侶なので、今をときめく「仏教ルネッサンス」の上田紀行助教授([email protected]る…今はスタンフォードで仏教研究やが、今年4月に帰国したら早速アポイント入れるで)らと案外親しい位置におるかも分からん。

俺らが頂いてきた仏縁が、急速に機動力と実行力を持ち始めている。be aware. 注意しておくように。

: ) I, 円瓢, received and read your message at 09:24 06/1/22 日.  Thank you very much, M/Mさん.  Part of your message is quoted with : > below:

: >もっと詳しく端的明瞭に解りやすく出来るようにネタを煮詰めてみますo(^-^)o

長之坊くん、是非ともよろしうね!かつ、関東と関西の違いなど、情報の正確さをチェックする作業も、ある程度チャートができてきたら並行して進めることにしましょう。

最後に素晴らしい禅僧の俳句を紹介して終わろう。

彼の名は無着成恭老師。今は大分県の寺の住職をしておられるが、全国にもファンを多く持つお坊さんであり、松原泰道さんの「南無の会」の主力講師でもある。元々は小学校の名物先生で「ラジオ子供電話相談室」の先生としても全国的知名度を持つ。型にはまらん「よい意味での破戒僧」や。

その彼が、教師をやめて仏門に入りなおしたとき、覚悟と共に詠んだのが:

住むと決め境内を出ぬ赤とんぼ

…。非常に強い、さまざまを経験した後に「ここで生きる」「ここに住み、世界を変える」という潔い覚悟が感じられる句だ。感動的。

高校時代からの友である空石は既に知っているが、俺は「日本を愛し日本と世界を変えるために」渡米した。学術世界からの誘いを断って実業の世界に身を投じるときも、「社会で役に立つ身体をつくってから研究に戻ればよい」と覚悟した。(と言うか、仏が抗えないような縁をそこかしこに完璧に準備していたからなあ...。)故に、俺の場合は、

住むと決め境内を出【る】赤とんぼ

の心境な訳で、そういう解釈でもじーんと響く句でもあったのさ。

長之坊くんはまさに無着老師の句の世界やろう。仏教界でやっていく、という覚悟の中で、さまざまに社会の問題を捉え行動していくプロになりたいという若き坊主。俺らのような外界の優秀変人族とつるみながら、

飛んでいる形で死んで赤とんぼ

になって欲しいと思います。この句も無着老師のものやが、これまた味わい深い。そう、赤とんぼは、羽を広げ正面を睨んだまま、臨終するのです。

合掌。また会いましょう。

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