耕山寺と平山郁夫美術館(生口島)(2003年4月)

この旅行での最大のヒットは、生口島にある平山郁夫美術館やった!仏教と平和をモチーフとした作品の多い、世界的に著名な日本画家ですが、うちのオヤジも好きなので是非ということで行ってきたのや。感動したな。作品が出来るまでも展示してあり、この奇跡のアーティストがどんだけ命をかけて創造活動を行っているかということが、非常に理解できた。圧倒されたな。やっぱ、超一流っておるよなぁ。「楽をしない。」これがいかす天才の条件やな。

そのすぐ横にある耕山寺ちゅう「私寺」も違う意味でえらいいかしたのや。これは、大阪で日本最初の特殊鋼管の会社を創業してえらい成功した、ちょっと「日本のアンドリュー・カーネギー」っぽい耕三寺耕三さんというごっつう大実業家が、亡き母親の菩提をともらうために立てたというまさに「私寺」。が、そのすげえ献金の故やろうか、しっかりと浄土真宗大谷派の流れに組み込まれて立派な寺になっておる。

とにかく金持ち趣味で、うちの母親も、「こんだけ派手やったら、もう嫌味も全然なくて逆にすがすがしいな!」と感想を述べるほどの徹底振り。こんだけ愛されてたら、母親も天国で喜んでることでしょう。寺の中にミュージアムはあるは、「天竺の鳥」ということで孔雀は飼って鳴き交わしているわで、もうすげえ。阿羅漢像もものすごい数やしな。何か、日本にもやっぱこういうごっつう実業家がおるのやなあと、何か非常に嬉しかった。

その隣の、貧乏を絵に描いたような中で世界に認められてきた平山画伯の行き方と対照的で、しかし、両者とも「仏教伝来」という共通のテーマに生涯の思いが寄せられているという点で、俺には貴重な体験やったなあ。大芸術家にとっても、大実業家にとっても、仏教は生きた支えになってきたちゅうことの証左でんがな。見る人が見、感じる人が感じれば、抜群に素晴らしい教えちゅうことや。ええ「巡り」やったな、今回は。

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