プロローグ

こんにちは、空石です。

寒い冬のさなかに、涼しかった夏の日を回顧している。彼の地は標高800メートルのところにあった。今は雪が積もっておろう。どっさりとな。2月の最低気温は気温がマイナス8度にもなるのだから。

これは、昨年のお盆に決行された仏友・円瓢との『地獄巡り』の足跡である。仏教にはまり始めたきっかけが真言密教であり、尊敬する偉人のトップ数人に弘法大師を据えている彼は、本籍地をここの「奥ノ院」に書き換えたという尋常ならざる熱の持ち主。で、高野山に行くことを、彼は「御山に帰る」といつも言う。まぁ確かに、本籍地なのだから、HOMEだわな。

そんな二人の珍道中。むろん、いつも通り長くてマニアック。なこと請け合い。

付いてこれる用意ができたら、どうぞお先へ。

天満の坊主バー

舞台は関西だった。大阪の梅田近くに泊まるということで、幼少期を過ごした天満に足を運んだ。長い商店街が有名で、未だに下町情緒あふれるかいわいだ。

昔、鬼才・青木雄二が書いた漫画、『ナニワ金融道』に天満のまちが登場し、阪神ファンの集う店まで書かれるディテールに感激した。安い焼き肉屋と消費者金融が似合うこじんまりしたところだった。

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そして高野山へ~1日目・昼

高野山に行くには、難波から南海電車に乗ります。

閑話休題。高野山は有名ですが、実は高野山という山はありません。日本で一番知られる霊場は、山々に囲まれた盆地の総称なのであります。

南海高野線は橋本駅あたりから、峻険な山道をノロノロと蛇行しながら上がっていきます。極楽寺に着くと、ケーブルに乗り換えて、高野山駅へ。ここからまたバスです。簡単にさくっと行けないからこその、高野山でもありますな。

 

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そして高野山へ~1日目・夜

宿坊に帰ると、お坊さんが「ナイトツアーがあるので、行きませんか?」と声をかけてくださった。

夜の奥の院…。ゾクゾクするが、行かないわけがない。しばしの爆睡のあと、深遠なる闇の世界に繰り出した。

奥の院とは、開祖・空海のお墓。仏友の円瓢は、自分たちの本籍地をわざわざここにしているほどの聖地である。…もっとも、そんな奇特な奴めったにおらんけど…。入り口から、お廟までは2キロぐらいか。見所は、そこまでに約20万基あるともいわれる無数のお墓。「ナイトツアー」と瀟洒な名前がついているが、要は「お墓巡り」なのである。奥ノ院への入り口、一の橋はこんな感じです。
 

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高野山2日目

朝の勤行はAM6:30から。ということは、準備をするお坊さんは、もっと早起きをせねばなりません。その上、住み込みの彼らは、近くにある高野山大学で授業を受けるのです。遅くまで騒がれたらたまったものじゃない。これこそが、消灯が異様に早い理由なのですね。

さて、すがすがしい朝の勤行を終えると、続いて護摩焚きがあります。毘沙門天の護摩壇で、火がくべられ、真言や陀羅尼が唱えられ、ミステリアスな雰囲気が最高潮に。この宿坊に外国人客が多いわけが理解できます。カメラOKなので、彼らのフラッシュがバシャバシャとたかれます。勤行ができる宿坊は多いのですが、護摩焚きとなると少し珍しい。いいお宿をいただきました。合掌。

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