法永寺⑥~本日ただいま誕生~

ものすごい、ものすごい本じゃった。
ものすごいのじゃ…。

本のタイトルじゃ。

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筆者は、このお寺の先代であられる小沢道雄老師じゃな。
このお寺を紹介してくれた今飯田先生が、読まなされと貸してくれたんじゃ。
実に、すさまじい本じゃった。

シベリア抑留のときの凍傷で、老師は両足切断という過酷な行を背負わされた。
何もなくなって、「よし」っと踏ん張る足さえないところから、お立ちになった。

そして商売に失敗し、いよいよ一文無しになりはじめた托鉢僧時代。
みなが貧しくも優しい時代を温かく描写していて、心地よかった。

苦しみの原因は比べることにある。比べる心のもとは27年前に生まれたというこ
とだ。27年前に生まれたということをやめにして、今日生まれたことにするのだ。
両足切断したまま今日生まれたのだ。今日生まれたものには一切がまっさらなのだ!」

「そうだ、確かにその通りだ。本日誕生だ。ただいま誕生だ。それで一切文句なし。
足がどんなに痛くても、痛いまんま生まれたのだ。たとえ両足がなくても、動けなくても、足のないまんま、動けないまんま生まれたのだから、何も言うことなし。この動けない状態がはじまりなのだ」

これぞ、まさに大覚悟であるぞ!空であるぞ!大死と絶後の甦りぞ!

最近、ちまたでは幾多のお坊さんの本が出ているが、
ここまで、仏法を語らずに、しかし仏教の教えの根幹に触れさせてくれる本はなかろう。

とにかく、恐れ入った!

そして、法永寺に寄られる際は、一度電話をしてくれるかのう。
 0584・92・1561
津観音正面からアーケードに入り、一つ目の角に粋なところがある。

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いうまでもなかろう。
基本的には火曜から土曜まで16時までやっておる。
入れば、津の町の歴史が写真も頼りにわかるようになっている。
地元の世話人のかたの思い出話ととも聞くのは、実に味わい深い。

わしは、かの築城名人・藤堂高虎が築いた津城の昔の地図が興味深かった。
あれをみれば、当時の津城が威容を誇っていたかがわかる。

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http://firestorage.jp/download/ae740be1401433bfa0edb265c8c7144900f2c0dd

あと戦争で焼けた津観音などの写真もしかと見るべしぞ。
今の太平の世も、あの時代を経てこそなのじゃ。
東日本大震災とて同じことぞ。

復興のときをわしも想っておるのじゃ。
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