観音寺①~東海入りの日も東北を思う~

みなさん、お久しぶりじゃのう。「笑い仏」ですじゃ。
 
2月の中旬に奈良・元興寺を出発したわしは、しばらく京都府内のとある民家でドック入りをした。ここでしばしの休息をとっておる間、由美子さんに面倒をみてもらったわい。
 
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そして3月に入ってつい先日、8日の金曜日、MONKフォーラムのメンバー空石が、車で名阪国道を通って、三重・津観音へ向かったのじゃ。
 
わしも近畿に長らく逗留していたが、ようやく東海エリアに足を踏み入れることになった。
 
笑顔で迎えてくれたのは、岩鶴密伝副住職。我らMONKの心強い仲間で、きりりとした若いお坊さんじゃ。彼は、高野山大学で修行中に知己を得た先輩から、わし、笑い仏のことを知らされ、その活動に快く協力してくれたんじゃわい。
 
彼は東北をボランティアで訪れたことがあるそうじゃ。彼の言葉を聴いてみるとしよう。
 
「震災が起こってすぐの6月に宮城県の名取のボランティアセンターに知人と行きました。僕らは法話で震災のことを話すこともあったのですが、こころの中で『何も知らない人間がテレビでしか知らないことを話してもいいのか?』という疑問があったんです。もちろん、お坊さんという身分は明かさず、個人で行きました。」
 
「カーネーションを育てるビニールハウスで泥を掻き出す作業を20人ぐらいでしました。1日それだけ。とてつもない作業だと思いました。それこそ、被災された方々や自衛隊の方々は大変だったと思います。」
 
「東北に行ったことで色々なことを感じました。ホントにいろいろなことも考えさせられました。その中で印象に残ったのは、東北の方の宗教心です。阪神大震災のとき、お坊さんが被災地に行くと『人が死んだときだけ来るんか!』とののしられたと聞きます。そのことを直接は知りませんが、東北では違いました。」
 
「話をするうちに、僕がお坊さんだとわかると、『位牌が流されたからここで拝んでください』とか熱心に頼んでこられる。もともと宗教心が涵養されているんでしょうね。普段からお寺や宗教に接しておられるから、お坊さんにも普通に接するし、人が亡くなったりすると、当然の気持ちとして『供養してほしい』という感情があふれるんだと思います。このことは僕にとっては、新たな、そして大きな発見でした。」
 
「東北に関わらせていただいた僕としては、今回の活動もそうですけど、これからも何らかの形で東北の役に立ちたいと思っております」
 
若いのにしっかりした考え方で社会と接しており感心じゃ。彼の所属するお寺はいわゆる「大寺」じゃが、その立場に甘んじることなく、仏教僧侶として精進されていることをいつも感じると、MONKメンバーも言っておった。
 
わしが逗留させていただくここ、三重の津観音(写真下)は、東京の浅草寺、名古屋の大須観音と並んで、日本三大観音といわれる名刹じゃ。わしはここで、4月いっぱいまでは逗留させて頂こうと思うておる。皆さん、よろしくお願いします。
 
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